受託研究
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受託研究



概要

弊社は、関水研究室との共同研究により得られた成果をもとに、お客様が興味を持たれている試料についてカイコを用いた試験を実施し、結果を報告させていただくという受託研究業務を行っています。 得られた結果をもとにお客様とご相談し、創薬や健康食品の開発に向けた次の研究の展開にも対応させて頂いております。

受託研究に興味がある方は、Tel:(03)5684-8570までご連絡ください。

解析項目

1.自然免疫活性化の評価
カイコ幼虫の筋肉収縮を指標とした系で、試験化合物が自然免疫の活性化を引き起こすかを判定します。
  
2.抗菌・抗真菌試験
カイコを用いた感染症治療効果の前段階として、試験化合物の病原性細菌・真菌に対するMIC(最小発育阻止濃度)を測定するin vitro試験です。当試験で抗菌・抗真菌活性が認められた試験化合物は治療効果を示す可能性があり、次項の「3.疾患治療効果試験」の実施をお勧めいたします。
3.疾患治療効果試験

感染症治療効果は従来、製薬企業では、抗菌薬の開発において、試験管内での多段階での試験を経て選別した化合物に対して、治療効果の評価をマウスなどの哺乳動物に対して行っていました。その為、膨大なコストがかかり、しかも効率が低いという問題がありました。弊社では、カイコ幼虫の感染モデルを用いて、治療効果を評価します。


①黄色ブドウ球菌感染症モデル(抗生物質の治療効果・探索)
試料の黄色ブドウ球菌感染症に対する治療効果の有無を、カイコの黄色ブドウ球菌感染症モデルを用いて判定する。

②緑膿菌感染症モデル(治療効果物質の探索)
試料の緑膿菌感染症に対する治療効果の有無を、カイコの緑膿菌感染症モデルを用いて判定する。

③真菌感染症モデル(新規の抗真菌薬の評価・探索)
試料の真菌感染症に対する治療効果の有無を、カイコの真菌感染症モデルを用いて判定する。

④糖尿病モデル(一型/二型糖尿病治療薬の評価系としても有効)
試料がカイコの血糖値を降下させる作用があるか否かを判定する。
4.薬物の毒性試験

カイコに血管内注射、もしくは腸管内注射(経口投与に相当)を行い、薬物の体内動態を解析します。

哺乳動物を殺傷することなく、カイコを使って、試料の毒性の定量的評価ができます。

価格例

       自然免疫活性化評価 1検体30万円 (検体の追加とその他試験についてはご相談ください。)

解析納期

       1検体1ヶ月から

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